河林満の小説を実写映画化した『渇⽔』が、2022年に公開。⽩⽯和彌が初プロデュースを手掛け、⽣⽥⽃真が主演を務める。河林満の小説『渇⽔』を実写映画化
原作の『渇⽔』は、1990年⽂學界新⼈賞受賞、103回芥川賞候補となり注⽬を浴びた、河林満による小説。刊⾏から30年の歳⽉を経ても⾊褪せない名篇を、⼈⽣の潤いを求めて“⽣の希望”を⾒据える感動ドラマとして、初めて実写映画化する。<映画『渇⽔』あらすじ
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⽇照り続きの夏、市内には給⽔制限が発令されていた。市の⽔道局に勤める岩切俊作の業務は、⽔道料⾦滞納家庭や店舗を回り、料⾦徴収と、⽔道を停⽌すること【=停⽔
カルティエネックレスコピー執⾏】。貧しい家庭を訪問しては忌み嫌われる⽇々であった。俊作には妻と⼦供がいるが別居中で、そんな⽣活も⻑く続き、⼼の渇きが強くなっていた。ある⽇、停⽔執⾏中に育児放棄を受けている幼い姉妹と出会う。⾃分の⼦供と重ね合わせてしまう俊作。彼は⾃分の⼼の渇きを潤すように、その姉妹に救いの⼿を差し伸べる―『孤狼の⾎』⽩⽯和彌が初プロデュース映画『渇⽔』のプロデュースを務めたのは、に続きの公開も控える『』シリーズをはじめ、『凶悪』『』『』『』など、重厚な作品を世に送り出してきた映画監督・⽩⽯和彌。 『渇⽔』では、初めてプロデュースを担当した。⽩⽯和彌は、原作小説について「格差の中で⽣きる⼈々への眼差しが、時に優しく時に残酷で、ずっと⾝体の中に沈澱し続けるような原作」とコメントした上で、映画化について「河林さんが⼩説を発表してから30年あまり世界は変わっていないどころか格差は広がりより⽣きづらくなっていると感じます。この映画はそんな社会に対して物申すというよりは、現代を⽣きる我々に⽋けてしまったもの、必要なものを問いかける映画です。簡単に答えは出ませんが、その答えを探す過程こそが何よりも尊く、⽣きている意味を⾒つける近道なのだと思います」と語っている。⽣⽥⽃真が主演主演は、『』シリーズや『』『』『』などに出演してきた⽣⽥⽃真。『渇⽔』では、⽔道料⾦を滞納する家庭の⽔を停める業務【=停⽔執⾏】に就く、市の⽔道局職員の岩切俊作を演じる。⼼の渇きにもがく中で、育児放棄を受ける幼い姉妹との出会いから、本当の⾃分を取り戻してゆく、という難しい役どころだ。⽣⽥⽃真は、演じた役柄について「空気や太陽の光はタダなのに、どうして⽔はタダじゃないんだと、世の不条理に疑問を持ち始める主⼈公に少しの希望と微かな光を与える事が出来たらという思いで精⼀杯演じました」と言及。また、映画の公開に向けて「多くの事がシステム化され、疑問を持たずに波⾵を⽴てずに⽇々を過ごすことが上⼿な⽣き⽅なのかもしれません。ただ、なにか違う。このままでいいのかとふと⽴ち⽌まり、⾃分を⾒つめ直す事も悪くない。そう思わせてくれる作品です」とメッセージを寄せた。監督は、岩井俊⼆監督作品『』や、宮藤官九郎監督の数々の作品で助監督を務めてきた髙橋正弥が担当する。
【詳細】
映画『渇⽔』
公開時期:2022年
出演:⽣⽥⽃真
原作:河林満「渇⽔」
監督:髙橋正弥
脚本:及川章太郎
企画プロデュース:⽩⽯和彌
配給: KADOKAWA ©2022『渇⽔』製作委員会